雲の中を散歩

その笑顔に騙されっぱなし

「チャイメリカ」世田谷パブリックシアター 2019年2月11日・14日・18日

  • 【観劇前】
    • 映画や舞台はあまり予備知識なく見たい派だけど、文化的教養が足りてないのでチャイメリカに関しては天安門のことをwikiで読んだ。あとはその場でわかる部分とわからない部分を観劇後に考えればいいかと思ってるんだけどどうかな…。
    • ネタバレなしの感想だけしかほぼ見てないけど、満島くんがすごいみたいで楽しみだ。
    • wikiだけじゃなくて、別アカで流れてきた写真家の方のブログと、運動に参加して今は日本に帰化した方の対談記事を読んだ。全然違う視点だったのでこれらも読んでよかった。 事件当時の記憶は全くないので、その時代の空気も何も知らない。知ってる演者と演出陣と、そうでない人では入口も全然違うね。


  • 【2月11日】
    • なんとまあ4列目だったので田中圭を楽しむという意味では良い席だったんだと思うし、視覚情報が舞台に集中できたんだけど、演じてるジョーが全然好きになれないのでどうしたもんかと…。役が大衆の象徴で浅はかさの道化で、どうしても好きになれずに観終えてしまい…自分もそうでしかないという事実から目を背けたい気持ちの表れかな…。満島くんの方が気になってしまって、そっちのこと教えて…という気持ちでした。客席めっっっちゃ暑かったんだけど仕様だろうか。
    • ジャーナリズムとは、正義とは、真実とは、生まれた場所で生きるとは、という話かな。他国と他国の話だけど、私たちの国の話でもある。知っているということが幸せというわけでもない、知らない新世代の私たちなんだよな。
    • 予習したものとして挙げていた内容くらいで、大体の流れは汲めたと思う、多分。しかし、え、ここ笑うとこじゃなかったぞ?というところで笑う人がいたので、移民や永住権のことも踏まえとくといいかな…。演出脚本舞台装置演者がかなりわかりやすく丁寧に伝えてくれている、質のよい舞台だな、という感想。音が大きくてびっくりするところあるのはお気をつけて。はー、しかしこれは演じるのが疲れるだろうな…。上演時間この長さでも大丈夫だったけど、あとすこーし短くしてくれるとやはり嬉しいんだよな。
    • 出演者のこと。倉科カナちゃんの顔の大きさ、握りこぶし分しかないのでは??けーさんは足が長いし太もも真っ白だし腹チラだしいい男でした…。たなかけーは毛根が強そうでよきかな、と思いました(なにこの感想)。眞島さんの中国語めちゃくちゃ自然に思えたんだけどあれはどうなってるの。


  • 【2月14日】
    • 今日の観劇、カーテンコールのたなかけーが客席の一点観てるんだよな…と思ったらおラブのきじPがいらしてたみたい きじP~!!(心のうちわを振る)


  • 【2月18日】
    • 瀬戸さんのこと「君が人生の時」でも観てるんだなぁ…思い出せない…そもそもこの舞台が難しくてあまり思い出せない…。石橋さんも同じ舞台で観てる!そうか。
  • ポストトーク

萬斎さんがお一人で登場して挨拶。その後に圭さん、真之介くん、倉科さん、眞島さんが登場して上手から順にパイプ椅子に座る。あれ?挨拶しないの?って感じの倉科さんに対し、さっと座っちゃう圭さん。萬斎さん司会で、短い時間ではあるけれど、役について、演出について聞きましょうという流れ。


田中「役について…?電話折り返さないやつだなーって。毎回(演技)変えてて、探り探りです。テスのこと本当に好きな時もあるし、そんな好きじゃなく…って時も」
野村「演出家に文句は言われてない?」
田中「現状言われてないですねw 難しくて…日替わりに」
野村「自然体でね」
田中「よかった」
野村「一幕は観客も演者も忍耐で…客席の空気はどう感じてる?」
田中「時間が長いので、テンポよく、長さを感じさせないようにテンポ気を付けてます」


真之介くんはつかれてんなー!そりゃそうだよなー!!って感じ。 男性陣は上が白Tで下は黒。圭さんは少し紺っぽかったか…?圭さんまっしーは半袖で真之助くんは長袖。 倉科さんはグレーの模様がかわいいトップスにロングスカート。スカートは赤紫と柄で切り返し。


萬斎さんに話を振られ
満島「七つの会議に参加してるみたい^^」
満島「疲れてるんです…ごめんなさい…」


みんなに労られる真之助くん


野村「下向いてるのも大変」
満島「首バキバキで…座り方も、いい座り方を萬斎さんに教えてほしいんですよ」
満島「(役について)大変、です。このオファー受けていいものか悩んで…田中圭さんとコンビだということで、呼び出して、居酒屋に」


田中圭がやるなら自分もやる、田中圭がやらないなら自分もやらない、という話をした


満島「グァンシー、絆の役なので」


一緒のシーンは最初しかないけれど、普段からの繋がりを感じ、お互いに引っ張られる、見えないところでも繋がっている関係性を出せるのは圭くん相手だから


満島「僕は89年5月30日生まれで」


実際の事件の時に生まれたこと、今年が二十代最後の年であること、5月に30になる時には平成ではないことなど、時代の移り変わりの時に生きていることに運命を感じている。


満島「いつもはすごい元気なんですよ?こういう場でも『ウェー!』ってタイプなんですけど、今日は本当に…すみません、できない……」
田中「いいのよ、ウェー!ってやらなくても^^」


眞島さんと倉科さんが話してないことを気にする真之介くん
眞島「なんで司会者みたいになってるのw
お互いの共演歴の話になる
眞島「(真之介と)初めて共演とは思えない…何ニヤニヤしてんのw」
田中「いや~w(腕掻きながら見てる)」


満島「女子楽屋、本番前すごいよね?」
倉科「言っていいんですか?」
田中&満島「いいでしょ」
倉科「グレイテストショーマン歌ってる、This is me!って」
満島「うるさいんですよ、何やってんのってw」
倉科「アゲてかないと!」


倉科(満島?)「座長が適当なんで…」
田中「ww」
みんなに愛されてるよね~って話。


満島「稽古の最初に飲みに行って」
田中「この芝居をやってるとは思えない楽しさがあります」
この辺で真之介くんがペットボトル倒したか?


野村「座組が険悪と聞くとハラハラしますからね、仲がいいのはいいですね。チームワークもよく」
満島「お姉さんも話して~。どうですか、圭さんは」
倉科「なんだろ…」
田中「ないならいいよw」


この辺で「自分勝手だし」というメモがあるのだが誰のことだったか…?


倉科「愛情表現が得意じゃないのかなって」
田中「ん?」
倉科「照れ屋さんですよね」
眞島「こう見えて人見知りさん」
田中「あんたに言われたくないよ!どの口が言ってるw」
眞島「ww」


眞島さんは稽古開始時にマスクを外さなかった(まっしーずっとマスクしてたよね)
演出栗山さんが「圭さー、」「真之介!」「カナ!」と演者を呼ぶ中、一人「眞島さん」と呼ばれていたことをすごく嬉しそうに話す圭さんと真之介くん。
初めて「まっしー」と呼ばれたときは嬉しそうにニコニコと笑っていた。気難しいわけではなくて風邪気味だっただけ、閉じ籠っていたわけでもない、と眞島さん談。ここまでくらいがポストトーク前半かな?


栗山演出について
田中「言ってることが『さすが』で、楽しかった」
野村「ダメ出し長くなかった?」
田中「うーん?」
眞島「シャンハイムーン長かった?」
萬斎さんの時は演じる時間よりダメ出しの方が長いんじゃないかって時があったり、その日は一回しか稽古しなかったり、という感じだったそう。
田中「稽古は少なかった」
ダメ出しについてはそんなに思い当たらない感じ


満島「(自分は)台詞量ラクしちゃった」
圭くんやカナさんは台詞多かったと言うんだけど、真之介くん大変な役柄だったよ、という話。


田中「ポンスゥは?」
右肘で口許隠しながら笑ってる真之介くん
眞島「(ポンスゥって)言ってもわからないから!」
ウケてる田中・満島コンビ
眞島「花屋の名前がポンスゥで」


真之介くんも演出についてコメント
満島「的確にこう、ではなくて、抽象的で、前後の言葉をたくさんくれる」
こうだという指示ではなくて、こういう気持ちでここいる、というような演出
満島「イマジネーションを刺激される…(眞島さんや倉科さんの方を見て)ウンウンしてない!知らんぷりしてる」
眞島「聞いてるよw」


しんのは栗山さんにフランクだったという話
満島「タヌキみたいじゃない?」
みんな爆笑w
満島「小動物みたいで、リンゴあげたら笑いそう…今日来てないですよね?」
野村さんに演出家のことこんな風に言えるのもいいですよね的なこと言われるw


萬斎さんはなんと天安門事件前日まで北京にいらしたそうで。
学生運動が起きてるのは知っていたけど、お祭り的な空気でかなり明るかった。日本に帰ってきてから、戦車のこととか知ったそうです。 演者も初めて聞いたみたいで驚いていた。


脚本について
満島「カークウッド若くて、圭くんが同い年なんですよね。そしてこの話を書いたときは29才で」
人生のまとめとして書き上げるような作品なのに、それを若くして書くなんてすごい、という話


チャイメリカはイギリスやアメリカ、オーストラリアで上演されている
満島「単一民族でやるの初めてなんですよ、日本人だけって。(中国人役の)僕はアメリカの血が入ってるからおかしなことになってくるんですけど」
満島「そこは挑戦したかったところで、見た目だけじゃわからないからこそ(どう伝えるか、演じるか)」(これ圭さんの発言か…?)


イギリス人であるテスも、他の国の公演では英語のアクセントで違いが出る、という話が萬斎さんからも出た。


眞島さんの日本語の台詞は脚本の時点で「っ」が抜かれているなどカタコトになっている部分がある。
満島「やりすぎると横浜中華街になっちゃうし(大変)」
眞島「パロディになっちゃう」
満島「(外見を超えて)その先を見たいと思う」


ジョーはアメリカ人だけどどうか?
田中「あんまり…(アメリカ人に)見えねーべや」
田中「一応意識はしてるよ?もちろん」
でも自分は日本人顔だし、一個人としてって感じだったかな。


真之介くんが語るなかで喋らない眞島さん
満島「石になったんですか?」
眞島「そうだなーと思って(聞いていた)」


眞島「観終わった後に持って帰れるものが沢山ある作品。平和に見える今の日本でやる意味があるものだと思う」
倉科「大きなスケールだけど個や繋がりが描かれてる。(映像とはまた違う)舞台は社会の窓。この世代でやれるのはありがたい。エネルギーは必要だし、消耗するけど、楽しい。日々温度感違うけど、『天の半分は女が支える』とあるように、強くありたい、凛としていたい、やりがいをすごく感じてる」
倉科「メッセージの宝石がたくさん詰まってる、難しいけどやりがいがあります」
野村「日々の社会に思いを馳せる、人間の真に迫るというか、フォーカスしながらも世界を俯瞰してみている、刺激も奥行きもある作品」


野村「アンケート回収率も高いそうで」
満島「見たいけど楽屋にないんですよね、隠されてるのかな?」
野村「おっと、口を滑らしてしまいましたかね?」
当日券も出ているし、素晴らしい座組なので口コミでも広げてくださいと萬斎さんのお言葉。
どこから捌けるのかわからずわちゃわちゃしておしまい。