雲の中を散歩

その笑顔に騙されっぱなし

忘れられない人 10月29日19:00 東京グローブ座

観てきました。ネタバレ有り!


忘れられない人、観てきました。席は一階席後方の舞台真正面。観易かった…!一度きりしか観れないから友達に本当に感謝。

アダムは天使でした…。第一声の「君をつけた」では『ア、アダムがしゃべったーー!!』と変な興奮で思わず笑いそうになりましたが、あれはちょっとしかたないよね、うん。これは相葉君の演技の拙さなのか、アダムという青年がそうなのかちょっと悩むところなんだけど、あの動きやセリフのぎこちなさが、観ているうちにこれがアダムなんだなーって思えてくる。シンディにさんざん言われるしね、笑。

お客さんに風邪を引いてる人が多かったかな。自分も前日までは少し咳も出てたし…。みんな舞台転換の間に(今のうちに咳しておこう…!)って感じだった。

どうしてもセリフを言う人の方を見るから、最初の方のアダムはまじで印象薄いです、笑。「忘れられない人」というタイトルがキャロラインからの視点であることが、この物語の肝な気がした。

もとがアメリカの映画だからか、全体的に吹き替えっぽい言い回し。友近…!って思う、笑。

一度ストーカーするシーンを挟んでから、暴行のシーンがあったほうが良かったかな?

部屋に招いて見せたかったものは、レコード…?

窓から差す光がソファに座るアダムに当たると、それがまるで後光のようで、この時点で泣きそうになった。

手当てをしてもらってキャロラインが去ったあと、怪我をした右手を左手で持って、胸の辺りで握り締めるシーンがとても好き。クリスマスツリーを喜んでもらえたときの、嬉しさを隠しきれない表情が好き。アイスホッケーの試合の心底楽しそうな顔が好き。

暴行犯を愛のパワー(火事場の馬鹿力)でやっつける様子を見ながら、ああ手足の長さが遺憾なく発揮されてるわ〜とうっとりしました。見せ場なのにまったく顔見えないけど、笑。でもフードをとる仕草に萌えた。アダムが来る前の3人のシーンも迫真の演技で凄い。

誕生日の日、お互いの口真似をするアダムとキャロラインの二人がかわいい。「まだ話は終わってない」はしばらく友達との間で流行語になりそうだよ!笑

ウェイトレスのマリーも弟のマイケルも二人のビルもめっちゃいい味出してたよね〜。素直に声出して笑った〜。ビルの「うちくる?」「いくいく!」や、マリーのダンスシーンや、大晦日のマイケル(彼女に振られた)なんかね、特に。独り身の雪の寒さは身にしみるよね!

「あいつとキスしたのか!」って嫉妬に狂うのは、アダムの純真さの表れ?気持ちを物にぶつけるしかないアダムに心打たれながら、顔を覆う手の素敵さ(指長くてごつごつしてる)にも釘付けでした。

刺されるとは思ってなかったから本気でビックリした…。

あんなに白い衣装が似合う人が他にいるだろうか…!純真無垢という言葉に何の疑いももたせない人が他にいるだろうか…!

全体を通してウェイトレス3人の美脚に釘付けでした。後ろのスリットや足組みかえるときとかほんとドキドキした…(変態)。夏希ちゃんの顔が半端なく小さい。体が薄い。足が長い!身長も高いねー。ヒールはくと相葉ちゃんとほとんど変わらない。

濃厚なラブシーンはかけらもなかったね!知ってたけど!笑
キャロラインのお礼のキスと、胸に触って腰に抱きつくシーンぐらい…?ふたりで手をつないで歩くシーンのかわいさとか花束を渡すシーンの方が印象深い。ああでも、直接的な表現はなかったけど髪を切った後、ふたりきりで家の中に入っていったのはそういうことだよねえ。

心臓でなくハートで愛してくれてるのよ、というキャロラインに「君がいないとこんなに心臓が痛むのに?」というアダムがもー……。そりゃキャロラインが惚れますわ…。

アイスホッケーの試合でのアダムが本当に楽しそう。饒舌。人が変わった!

いつも同じ夢を見て眠れなかったアダムが、最後はキャロラインの顔を見て、幸せそうな顔で眠りに付いたのをみて、もう怖い想いをしなくていいんだなって胸がいっぱいになった。

お手紙はずるいよ…そりゃぐっとくるよ…。

カーテンコール(4回目?)でのくしゃくしゃ笑顔とアイドルお手振り(手首固定)の時にはもうそこにはアダムはいませんでした。相葉ちゃんだった。ありがとうって地声で伝えるその笑顔がキュート過ぎる…!心臓鷲づかみ…!

音楽がとてもすてきだったので(有名どころも多いよね)、まとめて聞いてみたい。

悲恋といえばそうなんだろうけど、観た後に、すごいすっきりした気持ちになれるのが良かった。残されたキャロラインがこれからどう生きていくのは気になるけど…もう愛の意味をしったんだもんね。幸せに生きるよね。