幸運にも観に行く事ができたからには、時間をかけてでもそこから感じ取ってきたものを伝えられる感想を書きたいと思っていたのですが、わたしには土台無理な話でした…(´v｀) でも、ちょっとでも何か残したかったので、まとまらない文章で失礼します！大野智と嵐が好きです。
実際の絵の大きさ、汚れ、使われた画材や質感、立体感、グラフィティ製作途中にあいたと思われる穴、細かさ…この辺りをこの目で見て感じられた事もよかったなあと思ったけど、一番良かったのは、実際智くんの作品にとそれを観に来た人に埋め尽くされた空間にいれたってことかも。黒を基調とした会場入ってすぐメンバーからのお花を通り抜けた先の整然と並べられた１００体のフィギュアは圧巻だったけど、小さい頃の学校の課題や漫画を描いたノート・使われた画材なんかを展示してある「さとしの部屋」はなんだか中学校の文化祭みたいでちょっとごちゃまぜ感があってそれもまた良くて。小学校一年生の時の多分「生活」か「道徳」か夏休みの課題かなんかじゃないかなあと思われる「ぼくの／わたしのおもいで」なんかこんなものまでみれるなんて！ってすごい嬉しかった。多分あれは先生に「自分の小さかったときの事をお母さんやお父さんに聞いてきてね」って課題で、智くんはお母さんの言った事をそのままかいたと思われる。だって『おんなのことまちがわれるくらいかわいかった。らくなこでした。』とか書いてあったw楽な子ってwwほかにも『家に帰ってくると外に出ないで牛乳飲んでた』とか、一緒に飾ってあった漫画とかも、なんか智くんは昔から智くんなんだなあって思った。個展開催決定時の新聞記事の横に『大きく載ってるぜ！いいでしょ！』（ちゃんとは覚えてないんですがこんな内容）が書いてあるのとかなんかもう、その字に向かって好きです！って告白しそうになった。小さい頃から字もうまかったー。その周りをペンキで囲ってあったんですが、思い出の品の上に被さるそのペンキを見て、智くんのこだわりって不思議だなあと思った。あ、これは気にしないんだ？みたいな。あと壁の上の方にはってあった意味不明な習字はなんだったのかな…てかあれ何か意味があったのかな…？何語…？
係員のスーツのお姉さんが「順番などはないので自由に御覧下さい」ってずっと言ってたのも智くんの意向なのかな？フリースタイルって事で。作品との距離が本当に近いのにびっくりした！触れちゃうよ危ないよ！っていう。*1一番危ないのは智くん着用の衣装の前でにおいを嗅ぐ人が後を絶たなかったことでしょうか…。「脇のにおい…！」とかちょっとみんな自重…^^^^ この衣装の顔の部分には智くんの顔写真が貼ってあって、それに黒ペンでらくがきしてあるのがすっごいかわいかったです。髭と眼鏡ありで鼻の穴が広がり、アイメイクばっちりw そんなわたしは椅子から飛び出た智くんの足型に大興奮でした。自分手フェチだと思ってたけど手より足の方がキュンと来た…(´v｀)
一番好きな絵はタツノオトシゴだなって思ってましたけど、かわりました。ここで初公開だった宇宙服を着た猿の絵が一番好き！！眉間の辺りの色使いの細かさに惚れました。遠くから見るとわからないけど、近くから見ると赤・青・黄色などの原色に近い色が細かく細かく打ってあるの、テレビみたいに。こういう手法に憧れるので*2これが本当に好きだった。潤くん風に言うなら「言い値で買うよ！」レベルです。
あとこれ買いたい…！と思ったのは、作品集最後の４ページの写真の別カットです。あれ、いいなあ…！ばっちり決めたのももちろんのこと、ふとした素の顔っぽいのとか、あそこでしか観られないなんてなんて勿体ない…。女豹みたいなポーズ・くしゃりと笑っちゃった顔・紫マントを脱ぎかけたもの・飛びながらありえない体勢で腰と足をひねったものが特に好きでした。
正直なところ、智くんの作風はちょっと怖いなーと思っていたのですが、実際にずーっとあのフィギュアを見ているとどんどんかわいく見えてくるのが不思議でした。同じ型から作られたものでも一つ一つ表情は違って、自分のお気に入りもみつかって。ああ、なんか、なんか、作品を通して見えてくる智くんのこと、すごい好きだなあああって湧き上がってくるものがありました。細かいところにも遊び心が満載だった！
観にいけてよかった。そして、観たいと望む方の一人でも多くがどうにかして観れるといい、本当にそう思えるものでした。地方をじっくり回って、また東京にも戻って来てくれるといいのにな。もっと時間を取って。あと、作品集の帯と引き換えのポストカードを手に入れられる人は郵送でも何でも絶対手に入れたほうが良い！！今回どのグッズもいいなって思ったけど、これに勝るものはないんじゃないかって思えるぐらい、裏のメッセージが良かった。奪ってよ智…！！！
