雲の中を散歩

その笑顔に騙されっぱなし

「彼らが本気で編むときは、」

素晴らしく良かった…。職場でLGBTに関する研修を受けたこともあるんだけど、書面で説明したりするより、この映画みんなで見る方がいいのでは。フィクションを挟むことによって知れることってあるよな。「知らない」ってことが恐怖につながって、マジョリティの暴力になることは常に意識に置きたいと思っている。あと自分は外にいると思わないこと。
『マキオは瓶から直接飲むんだけど、リンコさんはグラスに空ける(そしてそれが破られるときがある)』といったビールの飲み方の違いとか、母の作ってくれたものが影響してるのかなっていうトモの食べ物の好みとか、インテリアからうかがい知れるリンコさんのお洒落加減とちぐはぐな気がする服の選び方(選ばざるをえない理由)とか、そういう一つ一つの意味を考える。あとねー、主役は斗真くんだけど主人公はトモ役のりんかちゃんなんだよ。すごくよかった。そしてすごいいいタイトルだな、これ。
ノーベル賞もののビールはやめたけど、リンコさんの料理食べたくて、お昼に卵焼きと切り干し大根と唐揚げ食べたよ。見た人たちの評判はいいのに、上映回数少なくなってるみたいだから、少しでも興味ある人はお早めに。